きっと、夏のこと

第十一話 三男


いよいよサークル合宿最終日の夜になった。


三女の先輩たちが「夜は女子で恋バナするから、お腹すかせといてよ~」なんて声をかけてくれた。


私たちは、いつもはだらだらする掃除や洗い物をテキパキ終わらせて、お風呂もスキンケアも超特急で終わらせた。






三女の先輩たちが買い出しから帰ってきて、女子部屋はまってましたとでもいうようにみんなで円になって座る。


「恋バナしましょ~」

「待ってました!」


みんながそれぞれに楽しそうな顔をしていて、私たちも急いで円に加わり隣同士で座った。


誰が彼氏いるのかとか、誰と誰が実は付き合ってたとか、いろんな人の恋バナを聴いて、私は既に情報過多だった。


なかでも二女の人は彼氏持ちの人が多くて、彼氏がいないのは一人だけだった。


「二女ちゃんはなんか恋バナあるの~?」


なんて三女の先輩たちの言葉に「彼氏いないの私だけですよ~」なんてその先輩は自虐風に話す。


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