きっと、夏のこと

第十二話 公開イベント


サークル合宿が終わって、私たちは明らかに疲れていた。





「先輩、彼女いたんだ。だよね〜、いないわけないもんね、、。」



夜の恋バナで彼女の気になる先輩に彼女がいることを知り、すっかり傷心中だ。


私の方は、牧田さんとの関係にほんとの少しの希望を抱き続けながらも、その縮まらない距離にある意味でドキドキしていた。


「まあ先輩以外にも、かっこいい先輩だって同期だってたくさんいるでしょ?切り替えよ切り替え」

「確かにね、、。うちらの同期イケメンいるもんね!そうと決まったら、、、」




なんていつのまにか意気込む彼女に、


「切り替えはやすぎるわ」なんてつっこんだ。


私も切り替えどきなんだろうなって思いながら、彼女の潔さが羨ましかった。


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