きっと、夏のこと

第二話 出会いと夏


イヤホンをしながら、電車に揺られる。


いつもより、少し長くなる通学時間。



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いつもの曲を口ずさみそうになって、慌てて口をつぐんだ。



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いつもと違う通学路、少しうわついた足取りで、私は大学に向かっていた。


いつもと違う駅、ラーメン屋が立ち並ぶ通学路を、私は少しうわついた足取りで歩く。







「おはよう」


大学の門で待ち合わせして、集合場所に向かう。


見るからに外ざまな私たちを、見向きもせずに通り過ぎる人たち。


はじめての大学の景色に心臓が弾けていた。


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