凪渡くん、このままじゃ溶けてしまいます【完全版】
⑦
本当に可愛いから
それから時間は過ぎて、パーティー当日。
鏡には黒いドレスを纏った私が映っている。
髪は綺麗に結い上げられていて、自分が自分じゃないみたいとはまさにこのことだろう。
こんこん、と扉がノックされて凪渡くんの声が聞こえる。
「莉帆ちゃん、準備出来た?」
「うん、もう入っても大丈夫だよ」
扉が開いて見えた凪渡くんは、スーツが似合っていて、いつもとは違って前髪を上げている。
いつも王子様みたいな見た目だけど、今日はさらに磨きがかかっている。
凪渡くんがそのまま部屋に入ってきて、私の前で片膝をつく。
「美しいお姫様、俺にエスコートさせてくれますか?」
「何、格好つけてるの……!」
「あれ、こういうのは好みじゃない?」
「そういう問題じゃないでしょ」
「じゃあ、照れてるだけか。相変わらず、莉帆ちゃんはお子ちゃまですね」
「怒るよ」
「はいはい、からかうのはここまでね」
鏡には黒いドレスを纏った私が映っている。
髪は綺麗に結い上げられていて、自分が自分じゃないみたいとはまさにこのことだろう。
こんこん、と扉がノックされて凪渡くんの声が聞こえる。
「莉帆ちゃん、準備出来た?」
「うん、もう入っても大丈夫だよ」
扉が開いて見えた凪渡くんは、スーツが似合っていて、いつもとは違って前髪を上げている。
いつも王子様みたいな見た目だけど、今日はさらに磨きがかかっている。
凪渡くんがそのまま部屋に入ってきて、私の前で片膝をつく。
「美しいお姫様、俺にエスコートさせてくれますか?」
「何、格好つけてるの……!」
「あれ、こういうのは好みじゃない?」
「そういう問題じゃないでしょ」
「じゃあ、照れてるだけか。相変わらず、莉帆ちゃんはお子ちゃまですね」
「怒るよ」
「はいはい、からかうのはここまでね」