凪渡くん、このままじゃ溶けてしまいます【完全版】
ソファに座っている凪渡くんのお父さんの前に立つ。

言いたいことは一つだけ。








「凪渡くんとの交際を認めて下さい」








数秒の沈黙。

しかし、凪渡くんのお父さんはすぐに口を開いた。





「じゃあ、凪渡は家を出ることになるぞ。この家にいて、交際は認めない。前も言ったが、この家にいたら凪渡が貰えた当たり前の幸せを君は奪うのか」





凪渡くんが一歩前に出たが、私が手で制止すると止まってくれる。

「話が終わるまで見守ってて」という約束を守ろうとしてくれている。
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