凪渡くん、このままじゃ溶けてしまいます【完全版】

告白、のち甘さ

凪渡くんのお父さんとの話が終わり、私たちはパーティー会場のバルコニーで一息つく。

今日の夜空は星もはっきり見えていて、眺めているだけで時間が経ってしまう。

「莉帆ちゃん、お疲れ様」

「凪渡くんこそ」

「にしても、莉帆ちゃんの迫力すごかったね」

「からかわないでよ。……でも、本当に良かったんだよね?」

あんなに自信満々に凪渡くんのお父さんに立ち向かったのに、私はもう一度だけ凪渡くんに確認してしまう。

そんな私の不安を凪渡くんはいつものからかいで笑い飛ばす。





「莉帆ちゃんを選んだこと? まだ不安なの? あんなに俺の父親に言い切ってたのに、莉帆ちゃんってば今更怖くなっちゃったー?」




「っ! そんなことないけどっ!」




「じゃあ、堂々としてなよ。もう俺と莉帆ちゃんは一緒に歩んでいくんだから」





凪渡くんが私を向かい合って、目を合わせる。

そして、両手を上げて身体を伸ばしながら「じゃあ、そろそろ告白しますかー」と軽く言った。

でも、次の瞬間にはもう真剣な顔になっていて。

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