凪渡くん、このままじゃ溶けてしまいます【完全版】
凪渡くんの視線が私を射抜いた。








「莉帆ちゃん、好きだよ。付き合って下さい」






「っ!」






「ずっと前から莉帆ちゃん一筋で、これからも莉帆ちゃん一筋。ずっと愛し続けるから、一生莉帆ちゃんの隣にいさせて」






「急に王子様みたいな告白されると緊張するんだけど……」






「あははっ、俺はいつも王子様だと思うけど?」

「どこがっ!」

「あれ、違った? でも、そんな俺が良いんでしょ?」

凪渡くんが私に一歩近づく。







「返事は?」






「『はい』に決まってるでしょ」






「俺のこと好きってこと?」





「っ!」





「ちゃんと俺に向かって言葉にして言って」






「……っ! 大好きに決まってるでしょ!」






次の瞬間には、凪渡くんは私を抱きかかえていて。

愛おしそうに私の顔を見つめている。

そんな凪渡くんの表情に心臓が勝手にドクドクと鳴り響く。
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