凪渡くん、このままじゃ溶けてしまいます【完全版】
③
いじわるしないで
翌日。私はバイト先でお皿を洗いながら、昨日の会話を思い出していた。
『あれ、莉帆ちゃん。チキン南蛮苦手?』
『ざまぁみろ』
『苦手なおかずはなくしましょうね、お子ちゃま莉帆ちゃん』
何が「ざまぁみろ」よ。
誰だって好き嫌いなんかあるものだし。
まずお子様扱いしてくるところが……
「白木、洗剤が跳ねてる」
仁くんが水を止めながら、私のエプロンに跳ねた洗剤を指差している。
「あ、ほんとだ」
私が手を拭いている間に仁くんがティッシュを持ってきてくれる。
『あれ、莉帆ちゃん。チキン南蛮苦手?』
『ざまぁみろ』
『苦手なおかずはなくしましょうね、お子ちゃま莉帆ちゃん』
何が「ざまぁみろ」よ。
誰だって好き嫌いなんかあるものだし。
まずお子様扱いしてくるところが……
「白木、洗剤が跳ねてる」
仁くんが水を止めながら、私のエプロンに跳ねた洗剤を指差している。
「あ、ほんとだ」
私が手を拭いている間に仁くんがティッシュを持ってきてくれる。