バッドエンド後の死に戻り転生悪役令嬢は、ヤンデレ皇帝の狂愛を受ける 私が救済の歌姫なんて、聞いてませんわ!
「最愛の彼女を守るために、ルリミカを娶る許可を頂きたい」
「ゼヴァイツ公爵令息……。初めて娘に対する思いを聞いた時は、なぜ君のような人がルリミカを愛してくださるのか、わからなかった。しかし……」
「お父様……!」
「今では、君がいてくれて本当によかった。そう、心の底から強く思っているよ」
「では……」
「ああ。ルリミカを、幸せにしてやってくれ」

 父親は本人の意思など一切聞き入れる気などないようだ。
 こちらの反応を無視したまま、ダグラスと勝手に通じ合っていた。

「ありがとうございます。ルリミカ嬢を、魔の手から守り抜くと誓います」

 ――ジェラルドと結婚するくらいなら、推しとしたほうがマシだ。
 その気持ちは、今も否定できてはいない。
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