バッドエンド後の死に戻り転生悪役令嬢は、ヤンデレ皇帝の狂愛を受ける 私が救済の歌姫なんて、聞いてませんわ!
「よくぞ、ご無事で……!」
「再会を喜ぶのは、あとにしろ」
「は……っ! 僕はダグラス様に、忠誠を誓います。かつてのように、なんなりと、お申しつけください……!」

 ロバートさんはその場に膝をついて、陛下に忠誠を誓う。

「俺が戻るまで、全権をロバートに譲渡する。うまくやれ」
「はっ! お任せください!」

 頼もしい返事を聞いたダグラスは、私を抱き上げたまま歩みを進める。

「う……っ」

 身体を動かすだけでも、あられもない声が飛び出てしまいそうになるほど、敏感になっている。
 そのため、声を抑えるため唇を噛みしめることしかできない自分が歯痒くて仕方がなかった。

「もう少しの辛抱だ。耐えてくれ……」

 副作用に苦しむ私を切なげに見つめた彼は、急いでその場をあとにした。
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