バッドエンド後の死に戻り転生悪役令嬢は、ヤンデレ皇帝の狂愛を受ける 私が救済の歌姫なんて、聞いてませんわ!
「わたし、また……。みんなから、崇められる……?」
「ええ」
「もう、酷いことを言われない……?」
「もちろんです」
「ジェラルド様も、今まで以上にわたしを好きになってくれる……?」
「はい」

 こちらの不安を取り除くべく、男性は2つ返事で了承してくれた。
 その反応に気分をよくしたわたしは、満面の笑みを浮かべて頷く。

「わかった! わたし、やる! 邪魔な姉様を始末して、救済の歌姫と言う称号も、ジェラルド様の心も、全部手に入れてみせる!」
「あなたなら、そう決断してくださると信じておりました」
「交渉、成立だね!」

 わたしは修道院の人達が見守る中、代表者と握手した。
 まさかこの決断が取り返しのつかないことになるなど、思いもせずに……。
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