バッドエンド後の死に戻り転生悪役令嬢は、ヤンデレ皇帝の狂愛を受ける 私が救済の歌姫なんて、聞いてませんわ!
11・愛する皇帝と初夜
 ダグラスが皇帝となって初めて行われたお披露式のあと、私達は正式に籍を入れて夫婦となった。

 私はラルラの手を借りて、入念に身を清めた。

 このあとは、ついに初夜だ。

 回帰する前の痛くて苦しくて、あっという間に終わった最悪の初体験とは異なる――心と身体を通じ合わせた、蕩けるような性交をダグラスと行う。

「お嬢様。そう、緊張なさらず……。殿方に身を委ねていれば、あっという間に終わりますよ」
「わ、わかっておりますわ……!」

 彼とはこれまで、前戯や素股をした仲だ。
 三度目の正直とはよく言ったものだが、順調にステップアップをしているだけ。
 恐れることなど何もない。

「行ってまいります!」

 ――推しに抱かれるなんて、夢のよう……!

 このスタンスでいようと何度も己に言い聞かせると、勢いよく寝室の扉を開け放つ。
 そして、寝台に寝そべる陛下の元へ向かった。

「ようやく君を、抱ける日が来たのか……」

 ダグラスはポツリと呟いたあと、当然のように私を押し倒す。

「俺はこの日をずっと、待ち望んでいた……」

 水色の瞳には、「早く抱きたい」と言う感情が全面に押し出されている。
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