バッドエンド後の死に戻り転生悪役令嬢は、ヤンデレ皇帝の狂愛を受ける 私が救済の歌姫なんて、聞いてませんわ!
「じ、自意識過剰な男は、嫌われましてよ……っ!?」
「俺は照れ隠しのために、大袈裟な反応をするルリミカが好きだ」
「な……っ」
「愛してる」

 まさかこんな状況で、愛の告白を受けるなど思いもしない。
 私は頬を赤らめながら、はぐらかす。

「い、いちいち……。言わなくて、いいですのよ……」
「君は? 俺を、嫌いになったか」

 そんなわけがないと、素直になれたらいいのに。
 なぜかダグラスの前では、そっけない態度を取ってしまう。

 ――それがルリミカという女性なんだから、仕方ないよね。

 私は愛の告白をする気になれず、態度で答えを返す。

「ご、ご想像に、お任せいたしますわ!」

 今日はこれくらいで勘弁してくれと自ら口づければ、この程度では物足りないと言わんばかりにキスの雨が降ってくる。
 私はダグラスの気が済むまで、唇を触れ合わせたのだった。
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