バッドエンド後の死に戻り転生悪役令嬢は、ヤンデレ皇帝の狂愛を受ける 私が救済の歌姫なんて、聞いてませんわ!
「ルリミカ様。救済の歌姫に、教えて差し上げてはいかがですか」
「うん! いずれ王族の妻となるわたし達のために命を落とせるのなら、虫けら以下の人間達だって本望だと思ってくれるもん!」
しかし――。
今は修道士達の後ろ盾を得たせいか。
善悪の区別すらもつけられず、己が歌うことで起きる影響を一切気にする様子がない。
「あなたには、民の苦しみや悲しみが聞こえないんですの!?」
「何それ。よくわかんなーい!」
「リナリア!」
「わたしは姉様のために、頑張ったんだよ? どうして、褒めてくれないの……?」
彼女が瞳を潤ませると、妹を慰めるように修道士達がリナリアの身体に纏わりつく。
それを嫌がるどころか恍惚とした表情で受け入れる姿には、反吐が出た。
「リナリア様は素晴らしいお方です」
「救済の歌姫と呼ばれるに相応しい力をお持ちだ」
「あなた様の力で、お姉様を生け捕りにするのです」
「黙りなさい! 私の妹を誘惑するのは、止めてくださる!?」
ダグラスが私を助けてくれた時に祭司だけではなく、修道院をすべて撲滅していれば――リナリアはこんなふうに彼らから唆されることなく、今も殿下のそばで微笑んでいたかもしれない。
「うん! いずれ王族の妻となるわたし達のために命を落とせるのなら、虫けら以下の人間達だって本望だと思ってくれるもん!」
しかし――。
今は修道士達の後ろ盾を得たせいか。
善悪の区別すらもつけられず、己が歌うことで起きる影響を一切気にする様子がない。
「あなたには、民の苦しみや悲しみが聞こえないんですの!?」
「何それ。よくわかんなーい!」
「リナリア!」
「わたしは姉様のために、頑張ったんだよ? どうして、褒めてくれないの……?」
彼女が瞳を潤ませると、妹を慰めるように修道士達がリナリアの身体に纏わりつく。
それを嫌がるどころか恍惚とした表情で受け入れる姿には、反吐が出た。
「リナリア様は素晴らしいお方です」
「救済の歌姫と呼ばれるに相応しい力をお持ちだ」
「あなた様の力で、お姉様を生け捕りにするのです」
「黙りなさい! 私の妹を誘惑するのは、止めてくださる!?」
ダグラスが私を助けてくれた時に祭司だけではなく、修道院をすべて撲滅していれば――リナリアはこんなふうに彼らから唆されることなく、今も殿下のそばで微笑んでいたかもしれない。