【完結】転生したら、退場予定の悪妃になりまして
4.状況を整理しよう
エメリアが部屋に戻ると、すでにフレンとイヴァンは起きていた。
だがベッドの上で睨みあう二人は険悪な雰囲気である。
一応、様子を見てもらうようにお願いした女官にこそりと聞いてみた。
「どうかしたの?」
「それが、……目が覚めてエメリア様がいないのを見てフレン様が泣き出してしまい……」
「まぁ」
「そのフレン様を、イヴァン殿下が優しく慰められまして、落ち着かれたのですが……」
その状況を頭に思い浮かべる。
(なんて尊い……見たかった…!)
多少不謹慎ながらそう思う。人目がなければ身悶えていたくらいだ。
しかし、とエメリアは首を傾げた。
「ではなぜ、睨みあっているの?」
「それが……どちらが先にエメリア様に『おはよう』を言うかで喧嘩に」
思わぬ原因に目をぱちくりする。
二人がエメリアを見た。
「おかあさまおはようございます!」
「皇妃殿下、おはようございます」
同時だ。
「お、おはよう二人とも。よく寝られた?」
女官にお礼を言ってベッドに近づく。
すぐにフレンがくっついてきた。確かに泣いた涙の跡があって、それを指で拭う。
「今までにも、フレンが寝てる間に出掛けていたことはあったでしょう?」
「……ここはむらとはちがいます。どこに行っていたのですか!」
「ごめんなさい、ちょっと用事があって」
少し視線を逸らす。ギルフォードとの話はここでする必要はないだろう。
だがベッドの上で睨みあう二人は険悪な雰囲気である。
一応、様子を見てもらうようにお願いした女官にこそりと聞いてみた。
「どうかしたの?」
「それが、……目が覚めてエメリア様がいないのを見てフレン様が泣き出してしまい……」
「まぁ」
「そのフレン様を、イヴァン殿下が優しく慰められまして、落ち着かれたのですが……」
その状況を頭に思い浮かべる。
(なんて尊い……見たかった…!)
多少不謹慎ながらそう思う。人目がなければ身悶えていたくらいだ。
しかし、とエメリアは首を傾げた。
「ではなぜ、睨みあっているの?」
「それが……どちらが先にエメリア様に『おはよう』を言うかで喧嘩に」
思わぬ原因に目をぱちくりする。
二人がエメリアを見た。
「おかあさまおはようございます!」
「皇妃殿下、おはようございます」
同時だ。
「お、おはよう二人とも。よく寝られた?」
女官にお礼を言ってベッドに近づく。
すぐにフレンがくっついてきた。確かに泣いた涙の跡があって、それを指で拭う。
「今までにも、フレンが寝てる間に出掛けていたことはあったでしょう?」
「……ここはむらとはちがいます。どこに行っていたのですか!」
「ごめんなさい、ちょっと用事があって」
少し視線を逸らす。ギルフォードとの話はここでする必要はないだろう。