獰猛な竜騎士と草食系悪役令嬢
「もう大丈夫だ。ブライス。何も心配することはない。もうあの二人がブライスを傷つけることは絶対にない」
「……はい」
私は涙を拭いて、にっこり微笑んだ。
嬉しい……嬉しい。話を聞いてもらえる、自分を否定されない。ただそれだけのことなのに、こんなにも嬉しいなんて。
「それでは、せっかくだから俺と祝いのダンスでもするか。ブライス」
ヴィルフリートは勿体ぶった仕草で手を差し出して、私はその手をすぐに取った。
「……はい!」
ヴィルフリートは社交の場が苦手だと聞いていたけれど、ダンスの腕は名手だった。何故かというと、姉の練習相手にさせられて大変だったそう。
おまけに、圧が強くて権力欲の強いお姉様が嫌い過ぎて女性が苦手になり、社交の場にも近付かなかったと聞いて、私は面白くて笑ってばかりだった。
ヴィルフリートは竜に騎乗出来るとても強い竜騎士なのに、肉親である姉には決して敵わないようだ。
「……はい」
私は涙を拭いて、にっこり微笑んだ。
嬉しい……嬉しい。話を聞いてもらえる、自分を否定されない。ただそれだけのことなのに、こんなにも嬉しいなんて。
「それでは、せっかくだから俺と祝いのダンスでもするか。ブライス」
ヴィルフリートは勿体ぶった仕草で手を差し出して、私はその手をすぐに取った。
「……はい!」
ヴィルフリートは社交の場が苦手だと聞いていたけれど、ダンスの腕は名手だった。何故かというと、姉の練習相手にさせられて大変だったそう。
おまけに、圧が強くて権力欲の強いお姉様が嫌い過ぎて女性が苦手になり、社交の場にも近付かなかったと聞いて、私は面白くて笑ってばかりだった。
ヴィルフリートは竜に騎乗出来るとても強い竜騎士なのに、肉親である姉には決して敵わないようだ。