幼なじみ注意報
少しして、部屋に入ってきた尊の手には2本のペットポトル。



持った来た飲み物を2本とも机に置くと、反対側から回り込んでわたしの横に立って、ベッドに腰を落とす。




そしてそのままスマホを片手にゲームに勤しみ出した。





……放置ですか?まだお話は済んでいないんですけど!?

しかもやらかしたはずの方が頭が高い……。





内心むっとしながら体ごと尊に向き直り、できるだけ平静を装って穏やかに声を掛ける。






「で、どういうつもりであんなことを?」



「あー……それ?」





タップする指はそのまま。

目線だけ上げて、緩く首を傾ける。





「墓穴掘る前に止めたつもりなんだけど」



「掘らないし!そもそもそうなったとしても、わたしがどうにかする話でしょ?」





「どうにか、ねえ」





尊はくすっと笑う。

ゲーム音が流れるスマホを飽きたみたいにベッドに放り投げると、興味深げに顎を引いた。








< 35 / 36 >

この作品をシェア

pagetop