利害一致の同情婚 ~カタブツ航空自衛官は契約妻を溺愛する~
「はあ」

 重い足取りでエントランスに入る。

 雅樹さんの次の休日は三日後だ。それまでにどうやって話をするのか、自分の気持ちを整理しておきたい。

 この心地よい暮らしを手放さなければならないかもしれない。そう思うと気分はどこまでも沈む。

 でも、好きな人には幸せになってほしいというのも私の本心だ。彼が求める相手が自分ではないかもしれないけれど、きちんと受け止めよう。ようやくそう覚悟を決めた。





< 69 / 91 >

この作品をシェア

pagetop