幼馴染み勇者様との一途な身代わり初恋♡~勇者の幼馴染という負けポジションの妹の身代わりになったつもりで、つもりだったのに何故か執着溺愛されちゃった私の誤算。~
 小説の中でもエリザベスはフェリクスに最初から好意的だったけれど、フェリクスは突然旅に出ることになって、戸惑いながらも徐々に心を開いていく様子だった。だから、心の扉は閉じられたままなのね。

 とは言っても、彼ら四人が儀式を行わないと、次代勇者たちの宣託がないとされているのだ。それを、私が少々嫌だからと、フェリクスに避けさせるわけにもいかない。

「……わかったわ。私も晩餐には一緒に行くから、フェリクスも準備してくれる?」

 大きくため息をついて答えると、フェリクスは嬉しそうに微笑んで頷いた。



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