幼馴染み勇者様との一途な身代わり初恋♡~勇者の幼馴染という負けポジションの妹の身代わりになったつもりで、つもりだったのに何故か執着溺愛されちゃった私の誤算。~

15 毒殺未遂

 きらびやかなシャンデリアが吊された城の晩餐室には、テーブルにある燭台の光に揺れて見える、そうそうたる顔ぶれが集まっていた。

 威厳ある口髭をたくわえた上流貴族と思わしき紳士たちも王族の近くに座っているけれど、とにかく放つ圧が強い。息も詰まるような緊張感とは、このことなのだろうと思った。

 ……とても、食事を楽しむような雰囲気ではないわよね。

 勇者パーティの一人フェリクスの隣という場違い過ぎる席で、私は一人存在ごと霧散してしまいそうだった。

< 83 / 160 >

この作品をシェア

pagetop