幼馴染み勇者様との一途な身代わり初恋♡~勇者の幼馴染という負けポジションの妹の身代わりになったつもりで、つもりだったのに何故か執着溺愛されちゃった私の誤算。~
「俺は本当にしたかった。アリーチェが帰って来た時に初めてでなかったら、村の男全員殺していたかもしれないし、それは本当に良かったよ」

 フェリクスは私の首筋に唇を当てて、そう言った。恐ろしいことに彼ならばそれが出来てしまう。

「フェリクス」

「ああ……良かった。俺も何度も何度も最悪を想像したんだ。そんな妄想を振り払うために、強くなることが出来た。アリーチェ。君の元へ戻るために」

「んっ……ああ。フェリクスっ……」

 首筋にきつく吸い付いて、位置を変えていく彼は赤い痕をいくつも残した。ネグリジェは簡単に脱がされて、頼りないレースで出来た下着を取り払うとフェリクスは自分の着ていた服を脱いだ。

 いつ見ても惚れ惚れとするほどに、鍛え上げられた身体だ。二年前に村を出て行く時よりも、倍に見えるほどに筋肉が付いている。

「アリーチェ。愛しているよ。俺はずっと、君だけを求めていた」

 フェリクスの青い目は、私だけを見ている。それは、比喩でもなんでもなく……その通りなのだろう。両胸を固い手のひらで、ゆっくりと揉み始めた。

< 96 / 160 >

この作品をシェア

pagetop