夜の月
その子からは、嫉妬、憎い、などといった黒い感情があの目の奥に込められていたんだ。
あの子は、どうしてそんな目を、?
「はぁ、そうですか。でもあなたは姫ではないですのでこの幹部部屋には、入るなと言ったじゃないですか。」
「っ、そうだけどぉ、気になっちゃったんだもんっ!それにその子だってえ、姫じゃないじゃない!ねえなんでなの翡翠ぃ〜。」
と上目遣いで、何故かこちらに来て翡翠の腕に絡み付いた。
自分の胸を押し付けるように霜月翡翠を見ている。
ズキッ、
その光景を見て、心臓辺りが少し痛くなった。
だけど霜月翡翠も振り払うことなく、その言葉に反応を見せる訳でもなくただじっと真っ直ぐに前を見ていた。
ズキッ、
まただ、、。痛いよ、。どうして、???
チラリと霜月翡翠を見上げた。
本当に、綺麗な顔だな、それとどこかで見たことあるんだよなぁ、、
じっくりと見すぎてしまったのか霜月翡翠がこちらに目線を向けた。
「どうした」
っ、
すごく優しい声だった。
「な、なんでもないです、」
「フッ、そうか」
とまたさっきみたいに、少し顔を緩ませて笑った。