優しい雨が降る夜は
「無理だってば。私が行って雰囲気ぶち壊すより、一人来られなくなったって方がよっぽどマシよ?」
「お姉ちゃん、分かってないわね。合コンって人数合わないと、それだけで修羅場になるのよ? それにみっちゃんを誘ったのは私だもん。私が埋め合わせしないと、みんなに顔向け出来ないし」
こういう話を聞くからますます行きたくなくなるのだと、美月はいつも合コンにマイナスイメージを持っていた。
自分には合わないと思うし、参加したこともない。
なにより、自分のせいで台無しにしてしまっては申し訳がない。
「みんな大学生なんでしょ? 私一人社会人って、浮いちゃうじゃない。とにかく、絶対に私は行かない方がいいんだから。諦めなさい、美空」
「じゃあ、お姉ちゃんは黙って座ってるだけでいいから。参加費も私が出す。で、始まって30分したら、電話がかかってきたから抜けるわねって帰っていいから。ね? 明日のお店、お料理が美味しいんだよー。高級点心食べ放題!」
「そ、そうなの?」
美月は思わずゴクリと喉を鳴らした。
「お姉ちゃん、飲茶好きだもんね。もう回転テーブルぐーるぐる回して、蒸し立てのせいろジャンジャン取っちゃって」
「い、いいの?」
「いいともー!」
色気より食い気とはまさにこのことで、美月はうっかり頷いてしまった。
「お姉ちゃん、分かってないわね。合コンって人数合わないと、それだけで修羅場になるのよ? それにみっちゃんを誘ったのは私だもん。私が埋め合わせしないと、みんなに顔向け出来ないし」
こういう話を聞くからますます行きたくなくなるのだと、美月はいつも合コンにマイナスイメージを持っていた。
自分には合わないと思うし、参加したこともない。
なにより、自分のせいで台無しにしてしまっては申し訳がない。
「みんな大学生なんでしょ? 私一人社会人って、浮いちゃうじゃない。とにかく、絶対に私は行かない方がいいんだから。諦めなさい、美空」
「じゃあ、お姉ちゃんは黙って座ってるだけでいいから。参加費も私が出す。で、始まって30分したら、電話がかかってきたから抜けるわねって帰っていいから。ね? 明日のお店、お料理が美味しいんだよー。高級点心食べ放題!」
「そ、そうなの?」
美月は思わずゴクリと喉を鳴らした。
「お姉ちゃん、飲茶好きだもんね。もう回転テーブルぐーるぐる回して、蒸し立てのせいろジャンジャン取っちゃって」
「い、いいの?」
「いいともー!」
色気より食い気とはまさにこのことで、美月はうっかり頷いてしまった。