優しい雨が降る夜は
再会とスーザン姉さん
「ありがとー、お姉ちゃん。大感謝!」

合コンが終わり、それぞれ連絡先を交換して和やかに解散すると、美空はガバッと美月に抱きついた。

「美空、重い」
「ごめんごめん。でもお姉ちゃんのおかげで大盛り上がり! 全員と連絡先交換出来たし、またみんなで会おうって。楽しみ!」
「それは良かったわ」
「スーザン姉さんもメッセージのグループに入ってって、みんな言ってたよ」
「これ以上はご勘弁を」
「まあ、追い追いね。でもほんとにありがとう! お返しに、お姉ちゃんのお気に入りのカフェでドリンクご馳走する。寄って帰ろう」

美空は上機嫌で美月と腕を組み、カフェへと入る。

「んー、土曜日の夜だから混んでるね。あ、あそこのイケメン二人組の隣が空いてるかも。すみませーん、ここ空いてますか?」

フットワークの軽い美空は、すかさずテーブルの間を縫って近づいた。

「空いてますよ、どうぞ」
「ありがとうございます! お姉ちゃん、こっちこっち」

手招きされて、美月は男性二人に会釈してから席に着く。

「お姉ちゃんは座ってて。いつものカプチーノでいい?」
「うん、ありがとう」

美空が注文カウンターに向かうと、美月は、ふうと椅子にもたれた。
< 20 / 94 >

この作品をシェア

pagetop