お抹茶王子にキョーミないですっ!
「はじめまして。部長の龍崎です」
わたしたちの前に現れた先輩は思ったよりも背が高く、体育館で聞いた通りの低い癒しボイスだった。
ふむ。マヨはこういう人が好きなのか。王子様、ねえ。カッコイイな、とは思うよ? っていうか、キレイな人だなって。
だけど、それで? そうだからどう、っていうのはやっぱりわたしにはないかな。
「ああ、さつきさんの妹。似てるね」
言われて頬を赤くするのは宇治原さんだった。
「ハイ! 宇治原 やよいですっ!」
と大きく答えてブン、と勢いよく頭を下げる。なるほど宇治原さんはさっきのコワイ先輩の妹なんだ。それで『お抹茶王子』のことにも詳しかったのね。
するとなぜか感化されたらしいわたしの隣のマヨが「根岸 真代ですっ」と宇治原さんと同じように頭を下げた。え。なんでそうなる?
そのまま自己紹介をする流れになって丸っこい印象の三つ編みちゃんも「山田 ほおづき、です」とぺこりと頭をさげる。
珍しい名前だねぇ、とほかの先輩たちも寄ってきた。
「『ポウ』って呼んでください」
『ポウちゃん』って呼び方かわいい! 何組? など会話が咲きはじめた。
んん。入部する気がないんだからできればわたしは自己紹介とかしたくない。
ポウちゃんのおかげで話も弾んでそうだし、このまま逃げられないかなぁ……。と思っていると「キミは?」と龍崎先輩にご指名されてしまった。うおう。
わたしたちの前に現れた先輩は思ったよりも背が高く、体育館で聞いた通りの低い癒しボイスだった。
ふむ。マヨはこういう人が好きなのか。王子様、ねえ。カッコイイな、とは思うよ? っていうか、キレイな人だなって。
だけど、それで? そうだからどう、っていうのはやっぱりわたしにはないかな。
「ああ、さつきさんの妹。似てるね」
言われて頬を赤くするのは宇治原さんだった。
「ハイ! 宇治原 やよいですっ!」
と大きく答えてブン、と勢いよく頭を下げる。なるほど宇治原さんはさっきのコワイ先輩の妹なんだ。それで『お抹茶王子』のことにも詳しかったのね。
するとなぜか感化されたらしいわたしの隣のマヨが「根岸 真代ですっ」と宇治原さんと同じように頭を下げた。え。なんでそうなる?
そのまま自己紹介をする流れになって丸っこい印象の三つ編みちゃんも「山田 ほおづき、です」とぺこりと頭をさげる。
珍しい名前だねぇ、とほかの先輩たちも寄ってきた。
「『ポウ』って呼んでください」
『ポウちゃん』って呼び方かわいい! 何組? など会話が咲きはじめた。
んん。入部する気がないんだからできればわたしは自己紹介とかしたくない。
ポウちゃんのおかげで話も弾んでそうだし、このまま逃げられないかなぁ……。と思っていると「キミは?」と龍崎先輩にご指名されてしまった。うおう。