敗戦国の花嫁 ー愛してはいけない人を愛してしまった
45 お茶会
招待されたお茶会は、王宮からほど近い伯爵令嬢の屋敷で開かれた。
お茶会当日、ユリアは数人の護衛騎士を引き連れ、馬車で屋敷へと向かった。
本来であればアリシアは王宮に残すつもりだったが、同行すると聞かず、結局一緒に屋敷を訪れることになった。
お茶会が始まると、令嬢たちは今流行りのドレスやアクセサリーの話で盛り上がっていた。
ユリアにとってはあまり興味のない話題ばかりだったが、話に加わらないわけにもいかず、適度に相槌を打ってやり過ごしていた。
すると、ひとりの令嬢が、婚約者から贈られた花がとても素敵だったと話し始めた。
他の令嬢たちは小さく頷く程度で、あまり関心がなさそうだったが、ユリアはどんな花なのか気になり、思わず身を乗り出して尋ねた。
「それは、どのようなお花なのですか? この国のお花でしょうか?」
そう問いかけると、令嬢はぱっと表情を輝かせ、ユリアを見た。
「隣国のお花だそうですの。気候もほとんど変わらないから、アルジール国でも育てやすいと聞いて、庭師にお願いして種を植えてもらいましたのよ!」
とても嬉しそうに語る令嬢に、ユリアも自然と笑顔になった。
「それは素敵ですね。咲いたら、ぜひ私にも拝見させてください」
「まあ! ぜひいらして!」
二人はしばらく花の話で盛り上がった。
後ろに控えていたアリシアは、久しぶりに楽しそうに談笑するユリアの姿を見て、安堵したように微笑んでいた。
お茶会当日、ユリアは数人の護衛騎士を引き連れ、馬車で屋敷へと向かった。
本来であればアリシアは王宮に残すつもりだったが、同行すると聞かず、結局一緒に屋敷を訪れることになった。
お茶会が始まると、令嬢たちは今流行りのドレスやアクセサリーの話で盛り上がっていた。
ユリアにとってはあまり興味のない話題ばかりだったが、話に加わらないわけにもいかず、適度に相槌を打ってやり過ごしていた。
すると、ひとりの令嬢が、婚約者から贈られた花がとても素敵だったと話し始めた。
他の令嬢たちは小さく頷く程度で、あまり関心がなさそうだったが、ユリアはどんな花なのか気になり、思わず身を乗り出して尋ねた。
「それは、どのようなお花なのですか? この国のお花でしょうか?」
そう問いかけると、令嬢はぱっと表情を輝かせ、ユリアを見た。
「隣国のお花だそうですの。気候もほとんど変わらないから、アルジール国でも育てやすいと聞いて、庭師にお願いして種を植えてもらいましたのよ!」
とても嬉しそうに語る令嬢に、ユリアも自然と笑顔になった。
「それは素敵ですね。咲いたら、ぜひ私にも拝見させてください」
「まあ! ぜひいらして!」
二人はしばらく花の話で盛り上がった。
後ろに控えていたアリシアは、久しぶりに楽しそうに談笑するユリアの姿を見て、安堵したように微笑んでいた。