敗戦国の花嫁 ー愛してはいけない人を愛してしまった
胸のざわめき 2
次の日の朝。
寝室に挨拶にきたアリシアにユリアは話しかけた。
「ねえ。アリシア」
「はい。何でございましょうか?」
少しの沈黙の後、ユリアは話し始めた。
「ちょっと聞いてほしいんだけど……」
「陛下のことでございますか? 昨日の鍛錬場で陛下をお見かけしたあたりから、ユリア様お元気がないですもんね……」
眉を顰めて、アリシアが問う。
「……やっぱりアリシアにはお見通しだったのね。昨日の鍛錬場でエルフナルド様のお隣に綺麗な女性の騎士の方がいらっしゃったんだけど、アリシアわかる?」
「ええ。いらっしゃいましたね。初めて見るお方でしたが、ずいぶん陛下と打ち解けているご様子でしたね」
アリシアは思い返すように目を伏せた。
「そう。その事なんだけど……。あの……その……」
ユリアは言いにくそうに口籠った。
「……嫉妬してしまいましたか? 仲睦まじそうなお二人に」
アリシアがはっきりとそう言った。
「……そう、これが嫉妬なのね。ただお二人でお話しされていただけなのに恥ずかしいわ……」
そうユリアは肩を落とした。
寝室に挨拶にきたアリシアにユリアは話しかけた。
「ねえ。アリシア」
「はい。何でございましょうか?」
少しの沈黙の後、ユリアは話し始めた。
「ちょっと聞いてほしいんだけど……」
「陛下のことでございますか? 昨日の鍛錬場で陛下をお見かけしたあたりから、ユリア様お元気がないですもんね……」
眉を顰めて、アリシアが問う。
「……やっぱりアリシアにはお見通しだったのね。昨日の鍛錬場でエルフナルド様のお隣に綺麗な女性の騎士の方がいらっしゃったんだけど、アリシアわかる?」
「ええ。いらっしゃいましたね。初めて見るお方でしたが、ずいぶん陛下と打ち解けているご様子でしたね」
アリシアは思い返すように目を伏せた。
「そう。その事なんだけど……。あの……その……」
ユリアは言いにくそうに口籠った。
「……嫉妬してしまいましたか? 仲睦まじそうなお二人に」
アリシアがはっきりとそう言った。
「……そう、これが嫉妬なのね。ただお二人でお話しされていただけなのに恥ずかしいわ……」
そうユリアは肩を落とした。