結婚当日に夫が愛人を紹介してきたから、ヤケで愛人募集したら王弟殿下が志願してきた件。
エマの真剣な眼差しに射貫かれ、私も自分の決めた道を突き進もうと決意する。
いや、シオドアから愛人をすすめられ、アーヴィンがそれに名乗りをあげたときから、心は決まっていた。それでも、やはりどこか不安はつきまとっていて、そしてシオドアが心を入れ替えてくれないだろうかとも願っていたのも事実。
それはほんの数パーセントの願いではあったけれど、結婚した夫婦なのだからという気持ちもあったからだ。
だけど、もう迷わない。
エマも味方だと言ってくれたし、なによりも学園時代に信頼を寄せていたアーヴィンが協力してくれる。
お義母様には悪いけれど、この結婚の先に望むのはシオドアとの離婚。ポーレット公爵家と縁を切ること。
「ありがとう、エマ。では、早速、相談にのってもらいたいことがあって……」
「なんでしょう? 私にできることなら、なんでも協力いたします」
エマに着替えを手伝ってもらいながら、シオドアとの結婚生活における約束事についてを口にする。もちろんリンダの存在も。
「シオドアは、彼とリンダさんの間に生まれた子を後継にしたいらしいの。だから、私が子どもを授かると都合が悪いみたい」
「なんてことでしょう」
いや、シオドアから愛人をすすめられ、アーヴィンがそれに名乗りをあげたときから、心は決まっていた。それでも、やはりどこか不安はつきまとっていて、そしてシオドアが心を入れ替えてくれないだろうかとも願っていたのも事実。
それはほんの数パーセントの願いではあったけれど、結婚した夫婦なのだからという気持ちもあったからだ。
だけど、もう迷わない。
エマも味方だと言ってくれたし、なによりも学園時代に信頼を寄せていたアーヴィンが協力してくれる。
お義母様には悪いけれど、この結婚の先に望むのはシオドアとの離婚。ポーレット公爵家と縁を切ること。
「ありがとう、エマ。では、早速、相談にのってもらいたいことがあって……」
「なんでしょう? 私にできることなら、なんでも協力いたします」
エマに着替えを手伝ってもらいながら、シオドアとの結婚生活における約束事についてを口にする。もちろんリンダの存在も。
「シオドアは、彼とリンダさんの間に生まれた子を後継にしたいらしいの。だから、私が子どもを授かると都合が悪いみたい」
「なんてことでしょう」