結婚当日に夫が愛人を紹介してきたから、ヤケで愛人募集したら王弟殿下が志願してきた件。
2.
念のため、シオドアにもアーヴィンからの手紙の件は伝えておこうと思っていた。
「旦那様、このあと、お時間はありますか?」
夕食時に声をかけると、シオドアは困惑したように視線を向けてきたが、私はにこやかに笑みを浮かべる。
「用件はなんだ」
「ここではちょっと……二人きりで」
そう、私とシオドアは仲の良い夫婦で新婚なのだ。だから、夕食後に二人きりになりたいと言うのは、おかしな話ではない。
「わかった。では、僕のほうから君の部屋へ行こう」
つまり私との話しが終われば、さっさと部屋を出てリンダのところへ行くという流れである。私がシオドアの部屋へ行けば、私が部屋を出ない限りは、彼はリンダの元に向かうことはできない。つまり、次の行動の主導を取るためには、相手の部屋へ行くほうがいい。
「ありがとうございます、お待ちしております」
この屋敷で働く使用人は優秀である。新婚の甘い会話にも顔色一つ変えない。そしてリンダの存在に決して触れてこない。
「旦那様、このあと、お時間はありますか?」
夕食時に声をかけると、シオドアは困惑したように視線を向けてきたが、私はにこやかに笑みを浮かべる。
「用件はなんだ」
「ここではちょっと……二人きりで」
そう、私とシオドアは仲の良い夫婦で新婚なのだ。だから、夕食後に二人きりになりたいと言うのは、おかしな話ではない。
「わかった。では、僕のほうから君の部屋へ行こう」
つまり私との話しが終われば、さっさと部屋を出てリンダのところへ行くという流れである。私がシオドアの部屋へ行けば、私が部屋を出ない限りは、彼はリンダの元に向かうことはできない。つまり、次の行動の主導を取るためには、相手の部屋へ行くほうがいい。
「ありがとうございます、お待ちしております」
この屋敷で働く使用人は優秀である。新婚の甘い会話にも顔色一つ変えない。そしてリンダの存在に決して触れてこない。