結婚当日に夫が愛人を紹介してきたから、ヤケで愛人募集したら王弟殿下が志願してきた件。
お見舞いの品を見せつけるように籠をかかげると、彼女の表情がほっとゆるんだろうにも見えた。
リンダが扉を開けてくれたため、私はエマと一緒に部屋へと入る。
「おはようございます、旦那様。具合はいかがですか? 体調を崩したとお聞きしたので、用意してもらいました」
シオドアは寝ていたわけではなく、ソファーにゆったり座り、新聞を読んでいたらしい。
「ふん、わざとらしい」
彼の声に返事をせず、籠を適当なテーブルの上にトンと置いた。
「リンダさん。今日は、旦那様の看病をお願いします」
「は、はい」
私の勢いに負けたのか、リンダはコクコクと首を縦に振る。
「足りない者があれば、使用人に言いつけてかまいません。旦那様の看病という名目がありますから」
それにもリンダは小さく頷く。
「執事長には、私は王弟殿下の茶会に参加するため、旦那様の看病は友人のリンダに任せると言いつけてあるので、ご安心ください」
相変わらずリンダは、胸の前で手を組んで、不安げな瞳で私を見つめてくる。
リンダが扉を開けてくれたため、私はエマと一緒に部屋へと入る。
「おはようございます、旦那様。具合はいかがですか? 体調を崩したとお聞きしたので、用意してもらいました」
シオドアは寝ていたわけではなく、ソファーにゆったり座り、新聞を読んでいたらしい。
「ふん、わざとらしい」
彼の声に返事をせず、籠を適当なテーブルの上にトンと置いた。
「リンダさん。今日は、旦那様の看病をお願いします」
「は、はい」
私の勢いに負けたのか、リンダはコクコクと首を縦に振る。
「足りない者があれば、使用人に言いつけてかまいません。旦那様の看病という名目がありますから」
それにもリンダは小さく頷く。
「執事長には、私は王弟殿下の茶会に参加するため、旦那様の看病は友人のリンダに任せると言いつけてあるので、ご安心ください」
相変わらずリンダは、胸の前で手を組んで、不安げな瞳で私を見つめてくる。