結婚当日に夫が愛人を紹介してきたから、ヤケで愛人募集したら王弟殿下が志願してきた件。
「もしかして、アーヴィン。本当にわからないの?」
「何がだ?」
「そのクッキー、私が作ったの……」
早口に流してしまった言葉だが、アーヴィンの耳にはしっかり届いていた。
「イレーヌが?」
頬を熱くしたまま、私は頷いた。
「エマに教えてもらいながら作ったのだけれど……味見はしたんだけど、なんか食べ過ぎてわからなくなったっていうか……でも、エマが言うには、それなりに美味しいって」
「うん、エマの言うことは間違っていない。美味しいよ?」
「本当に?」
「だけど俺にとっては、イレーヌが作ってくれた。それだけで十分に価値のあるものだ」
そう言ったアーヴィンは残りをパクりと口の中に放り込む。
「何がだ?」
「そのクッキー、私が作ったの……」
早口に流してしまった言葉だが、アーヴィンの耳にはしっかり届いていた。
「イレーヌが?」
頬を熱くしたまま、私は頷いた。
「エマに教えてもらいながら作ったのだけれど……味見はしたんだけど、なんか食べ過ぎてわからなくなったっていうか……でも、エマが言うには、それなりに美味しいって」
「うん、エマの言うことは間違っていない。美味しいよ?」
「本当に?」
「だけど俺にとっては、イレーヌが作ってくれた。それだけで十分に価値のあるものだ」
そう言ったアーヴィンは残りをパクりと口の中に放り込む。