結婚当日に夫が愛人を紹介してきたから、ヤケで愛人募集したら王弟殿下が志願してきた件。
「なるほどね」
そこで白磁のカップに手を伸ばすアーヴィンだが、たったそれだけの所作であってもつい目を奪われてしまう。
二年前はどこかあどけなさが残る顔つきだったのに、今はキリッと引き締まって雄々しさすら感じる。そうやって意識すると、私の心臓はドクンと大きく音を立てた。
「イレーヌ、どうかしたのかい?」
「いいえ、なんでもないわ」
動揺を隠すように、慌ててお茶を飲む。
「ん、このお茶、とっても美味しい。それに、初めて飲む味だわ」
私の驚きに満足したのか、アーヴィンは薄く笑みを浮かべ、テーブルの上に肘をつく。行儀の悪い姿ではあるが、こういう姿も様になってしまうのが彼なのだ。
「それは、トリアスのお茶だよ」
「トリアス? 隣国の?」
そこで白磁のカップに手を伸ばすアーヴィンだが、たったそれだけの所作であってもつい目を奪われてしまう。
二年前はどこかあどけなさが残る顔つきだったのに、今はキリッと引き締まって雄々しさすら感じる。そうやって意識すると、私の心臓はドクンと大きく音を立てた。
「イレーヌ、どうかしたのかい?」
「いいえ、なんでもないわ」
動揺を隠すように、慌ててお茶を飲む。
「ん、このお茶、とっても美味しい。それに、初めて飲む味だわ」
私の驚きに満足したのか、アーヴィンは薄く笑みを浮かべ、テーブルの上に肘をつく。行儀の悪い姿ではあるが、こういう姿も様になってしまうのが彼なのだ。
「それは、トリアスのお茶だよ」
「トリアス? 隣国の?」