結婚当日に夫が愛人を紹介してきたから、ヤケで愛人募集したら王弟殿下が志願してきた件。
むしろ、リンダのような貧しい下位貴族のほうが、将来は不安定であった。少しでもいい身分の男性を見つけて、将来の約束を取り付けたい。
リンダがシオドア・ポーレットと知り合ったのは、一学年の時に参加した学園の卒業パーティーである。
リンダは平民の子たちと同じように学園の寮で生活していたが、この日のために両親はドレスを用意して送ってくれたのだ。着付けなどは学園のほうで手配してくれるし、パーティーにふさわしい衣装が準備できない生徒たちのためにも、学園側がいろいろと用立ててくれる。
この学園に通えるというのは、一種の社会的地位のようなものになっていた。
卒業パーティーとはいえ、卒業生や他の学年と接点のないリンダは、級友たちと飲み物片手に歓談に耽るしかない。
そこに声をかけてきたのが、シオドアだった。
「一曲、踊っていただけませんか?」
その言葉にリンダの周囲にいた級友たちが、小さく悲鳴をあげた。リンダも突然の誘いに驚き、口から心臓が飛び出るのではないかというくらい、鼓動がうるさかった。
「は、はい。ぜひ」
リンダがシオドア・ポーレットと知り合ったのは、一学年の時に参加した学園の卒業パーティーである。
リンダは平民の子たちと同じように学園の寮で生活していたが、この日のために両親はドレスを用意して送ってくれたのだ。着付けなどは学園のほうで手配してくれるし、パーティーにふさわしい衣装が準備できない生徒たちのためにも、学園側がいろいろと用立ててくれる。
この学園に通えるというのは、一種の社会的地位のようなものになっていた。
卒業パーティーとはいえ、卒業生や他の学年と接点のないリンダは、級友たちと飲み物片手に歓談に耽るしかない。
そこに声をかけてきたのが、シオドアだった。
「一曲、踊っていただけませんか?」
その言葉にリンダの周囲にいた級友たちが、小さく悲鳴をあげた。リンダも突然の誘いに驚き、口から心臓が飛び出るのではないかというくらい、鼓動がうるさかった。
「は、はい。ぜひ」