結婚当日に夫が愛人を紹介してきたから、ヤケで愛人募集したら王弟殿下が志願してきた件。
聞き分けのいい振りをして、勝手に納得していたのは私自身だ。だけどそれは、シオドアとの仲を前向きに考えていたあのとき。
「アーヴィン、あなたは私の愛人でしょう?」
この話は他の人の耳には届いてはいけない。だから小さな声でそっと伝えるものの、少しだけ声が震えてしまった。
「そうだな」
「私をあの家から奪ってくれるのよね?」
上目遣いで問いかけると、アーヴィンは驚いたのか、わずかに耳を赤く染めた。
「君がそれを望むなら、俺は喜んで君を奪うつもりだよ?」
「私がポーレット公爵家の人間でなくなったとしても、父は今の地位のままでいられるかしら? でも、他に適任者がいればそれはそれでいいのよ? 例えば、あなたとか……」
「残念ながら、俺にはその荷は重いな。何人か心当たりはいるが……まだ、みんな若い。せめて、次の世代が育つまではロイル侯爵にはそのまま大臣を続けてもらいたい」
アーヴィンの言葉は、私に微かな希望の光を与えた。
「それに言っただろ? 必ず君をシオドアから奪うって」
「アーヴィン、あなたは私の愛人でしょう?」
この話は他の人の耳には届いてはいけない。だから小さな声でそっと伝えるものの、少しだけ声が震えてしまった。
「そうだな」
「私をあの家から奪ってくれるのよね?」
上目遣いで問いかけると、アーヴィンは驚いたのか、わずかに耳を赤く染めた。
「君がそれを望むなら、俺は喜んで君を奪うつもりだよ?」
「私がポーレット公爵家の人間でなくなったとしても、父は今の地位のままでいられるかしら? でも、他に適任者がいればそれはそれでいいのよ? 例えば、あなたとか……」
「残念ながら、俺にはその荷は重いな。何人か心当たりはいるが……まだ、みんな若い。せめて、次の世代が育つまではロイル侯爵にはそのまま大臣を続けてもらいたい」
アーヴィンの言葉は、私に微かな希望の光を与えた。
「それに言っただろ? 必ず君をシオドアから奪うって」