結婚当日に夫が愛人を紹介してきたから、ヤケで愛人募集したら王弟殿下が志願してきた件。
「うん……」
「ロイル侯爵の件は俺にまかせてほしい。君があの家から離れたとしても、ロイル侯爵は悪いようにはしない。いや……むしろもっと活躍してもらいたいくらいだ」
そう言って艶やかな唇をひとなめするアーヴィンの姿に、胸がとくっと音を立てた。
「それよりも、私はあなたの質問に答えたわ。次のあなたの番よ? トリアスのこととか教えてちょうだい」
それを条件に私はシオドアと結婚した理由を教えたのだから。
「あぁ……まずは俺がトリアスに行った理由だが」
やはりアーヴィンは文官として国王を支えるために、他国の状況を見て回っていたようだ。
「今の俺なら自由が利くからな。他の国を直接この目で見て、兄上にいろいろと報告していたんだ。兄上を支え、セリウスへと繋ぐのが俺の役目だと思っている」
「あなたって……欲がないのね」
「欲……?」
「俺が国王になってやる! っていう欲」
「ロイル侯爵の件は俺にまかせてほしい。君があの家から離れたとしても、ロイル侯爵は悪いようにはしない。いや……むしろもっと活躍してもらいたいくらいだ」
そう言って艶やかな唇をひとなめするアーヴィンの姿に、胸がとくっと音を立てた。
「それよりも、私はあなたの質問に答えたわ。次のあなたの番よ? トリアスのこととか教えてちょうだい」
それを条件に私はシオドアと結婚した理由を教えたのだから。
「あぁ……まずは俺がトリアスに行った理由だが」
やはりアーヴィンは文官として国王を支えるために、他国の状況を見て回っていたようだ。
「今の俺なら自由が利くからな。他の国を直接この目で見て、兄上にいろいろと報告していたんだ。兄上を支え、セリウスへと繋ぐのが俺の役目だと思っている」
「あなたって……欲がないのね」
「欲……?」
「俺が国王になってやる! っていう欲」