結婚当日に夫が愛人を紹介してきたから、ヤケで愛人募集したら王弟殿下が志願してきた件。
それなのに、対外的には仲の良い夫婦を演じる必要があり、近くは三日後、義父と付き合いのある侯爵家で開かれる夜会に、夫婦で誘われている。ポーレット公爵は、私とシオドアを連れて歩きたがり、そのたびに私はシオドアと仲睦まじい夫婦にならなければならない。
結婚してまだ一か月。互いに愛人を持つ夫婦であっても、それを周囲に知られていい時期ではない。
何よりも、私とアーヴィンは誰にも知られずにゆっくり愛を育む必要がある。とはいえ、それをどうやって実現させるかが、当分の課題だ。
一人になればなったで、こうやってとめどなく次から次へと思考があふれてきてしまう。
何をするわけでもなく、私はただソファに座っていた。カップの半分ほど残っているハーブティーはぬるくなっているし、部屋に差し込む光も弱々しくなっている。
どれくらいの時間、ぼんやりしていたかはわからない。このままではダメだと気持ちを奮い立たせ、冷めたハーブティーを一気に飲み干すと、舌の上に少しだけ苦みが残る。あたたかいうちは気にならないが、冷めたお茶は渋みを感じてしまう。
ビシッと気合いを入れた私は、執務室へと向かい、ヘルナントを呼びつけた。
結婚してまだ一か月。互いに愛人を持つ夫婦であっても、それを周囲に知られていい時期ではない。
何よりも、私とアーヴィンは誰にも知られずにゆっくり愛を育む必要がある。とはいえ、それをどうやって実現させるかが、当分の課題だ。
一人になればなったで、こうやってとめどなく次から次へと思考があふれてきてしまう。
何をするわけでもなく、私はただソファに座っていた。カップの半分ほど残っているハーブティーはぬるくなっているし、部屋に差し込む光も弱々しくなっている。
どれくらいの時間、ぼんやりしていたかはわからない。このままではダメだと気持ちを奮い立たせ、冷めたハーブティーを一気に飲み干すと、舌の上に少しだけ苦みが残る。あたたかいうちは気にならないが、冷めたお茶は渋みを感じてしまう。
ビシッと気合いを入れた私は、執務室へと向かい、ヘルナントを呼びつけた。