結婚当日に夫が愛人を紹介してきたから、ヤケで愛人募集したら王弟殿下が志願してきた件。
閑話:ポーレット公爵
ポーレット公爵は、久しぶりに息子を呼び出した。
先日、ミュゲ伯爵家で行われた夫人の誕生日パーティーに足を運んだのがきっかけだった。
ミュゲ伯爵は昔から懇意にしている仲であるため、ポーレット公爵も久しぶりに撞球遊びを堪能した。しかしシオドアとイレーヌが結婚して三か月が過ぎ、息子にはちらほらとよくない噂がまとわりついている。
「父さん、今日はいったい、なんの用ですか?」
久しぶりの父子二人だけの対面だというのに、シオドアは不機嫌をまき散らしている。あまりにもわかりやすく、ポーレット公爵は苦笑を浮かべるしかない。
「シオドア。もう少し、自分を隠しなさい」
まだ日も高いが、ポーレット公爵は、ボトルから琥珀色の液体をグラスへと注ぎ入れ、それを半分ほど飲み干した。どうせ今日は、これ以上の仕事はないのだ。
「シオドア。おまえも飲むか?」
うんともすんとも言わない息子にも、酒を注いだグラスを渡す。しばらくは琥珀色で満たされたグラスをじっと見つめていたシオドアだが、何を思ったのか、それを一気にあおった。
先日、ミュゲ伯爵家で行われた夫人の誕生日パーティーに足を運んだのがきっかけだった。
ミュゲ伯爵は昔から懇意にしている仲であるため、ポーレット公爵も久しぶりに撞球遊びを堪能した。しかしシオドアとイレーヌが結婚して三か月が過ぎ、息子にはちらほらとよくない噂がまとわりついている。
「父さん、今日はいったい、なんの用ですか?」
久しぶりの父子二人だけの対面だというのに、シオドアは不機嫌をまき散らしている。あまりにもわかりやすく、ポーレット公爵は苦笑を浮かべるしかない。
「シオドア。もう少し、自分を隠しなさい」
まだ日も高いが、ポーレット公爵は、ボトルから琥珀色の液体をグラスへと注ぎ入れ、それを半分ほど飲み干した。どうせ今日は、これ以上の仕事はないのだ。
「シオドア。おまえも飲むか?」
うんともすんとも言わない息子にも、酒を注いだグラスを渡す。しばらくは琥珀色で満たされたグラスをじっと見つめていたシオドアだが、何を思ったのか、それを一気にあおった。