結婚当日に夫が愛人を紹介してきたから、ヤケで愛人募集したら王弟殿下が志願してきた件。
「それでね、エマ。明日は町を見て回りたいのよ。あなたにも付き合ってもらいたいのだけれど、いいかしら?」
「はい、もちろんです」
「それから、護衛としてマルクスも連れていくわ」
マルクスはいつも私が出かけるときに同行してくれる護衛であり、エマとも仲がいい。
「そうですね。外を歩くなら、きちんと護衛を同行させてください。私一人では、何かあったときに対処できませんから」
「でも、今回はあまり大ごとにしたくないの。私がぞろぞろとあなたたちを連れて歩いたら、何ごとだって思われるでしょ?」
「ぞろぞろというほどの数ではありませんが……そうですね、少し距離を取って歩きましょうか?」
それから、と私は言葉を続ける。言うべきか言わぬべきか、悩んでいた。
「実は、アーヴィンと一緒なの」
「まぁ、王弟殿下とご一緒ですか?」
エマが口に手を当て、大げさに驚く。
「ちょっと。そんなに驚かないでよ……」
「驚きますよ。それに言ったじゃないですか。私は奥様と王弟殿下の味方ですから! てことは……二人きりになる時間を作ったほうがいいですよね?」
「はい、もちろんです」
「それから、護衛としてマルクスも連れていくわ」
マルクスはいつも私が出かけるときに同行してくれる護衛であり、エマとも仲がいい。
「そうですね。外を歩くなら、きちんと護衛を同行させてください。私一人では、何かあったときに対処できませんから」
「でも、今回はあまり大ごとにしたくないの。私がぞろぞろとあなたたちを連れて歩いたら、何ごとだって思われるでしょ?」
「ぞろぞろというほどの数ではありませんが……そうですね、少し距離を取って歩きましょうか?」
それから、と私は言葉を続ける。言うべきか言わぬべきか、悩んでいた。
「実は、アーヴィンと一緒なの」
「まぁ、王弟殿下とご一緒ですか?」
エマが口に手を当て、大げさに驚く。
「ちょっと。そんなに驚かないでよ……」
「驚きますよ。それに言ったじゃないですか。私は奥様と王弟殿下の味方ですから! てことは……二人きりになる時間を作ったほうがいいですよね?」