結婚当日に夫が愛人を紹介してきたから、ヤケで愛人募集したら王弟殿下が志願してきた件。
とはいえ、この段階でアーヴィンに「イレーヌ嬢を奪え」とは言えない。
その日から、学園に配置した護衛にはアーヴィンの様子を注意深く見守るようにと指示を出した。
アーヴィンもイレーヌも落ち着いたもので、今までと変わりなく過ごしていた。
そこでヴェリオンは、アーヴィンに学園卒業後は隣国トリアス国へ行くようにと命じた。
ヴェリオンだって弟がかわいくないわけではないし、嫌っているわけでもない。むしろヴェリオンやセリウスの予備だと思って生きている彼には、幸せになってもらいたい。
だが、そのためには、ポーレット公爵をなんとかする必要があった。
財務大臣である彼は、今後、宰相となることが決まっている。となれば、ヴェリオンの右腕となる存在なのだが、ヴェリオンに毒を盛ったのは、当時のポーレット公爵であり、彼もまた、宰相の地位についていた。
ポーレット公爵家には気を許したくはないが、強硬派だ穏健派だと揉めているこの状況で、ポーレット公爵に強く言える者がいないのも事実。
ヴェリオンとしては、こういうときこそアーヴィンには側にいてほしい。
優秀な弟はどこまで状況を把握しているのかわからないが、彼が想いを寄せているイレーヌも利用させてもらうつもりだった。
その日から、学園に配置した護衛にはアーヴィンの様子を注意深く見守るようにと指示を出した。
アーヴィンもイレーヌも落ち着いたもので、今までと変わりなく過ごしていた。
そこでヴェリオンは、アーヴィンに学園卒業後は隣国トリアス国へ行くようにと命じた。
ヴェリオンだって弟がかわいくないわけではないし、嫌っているわけでもない。むしろヴェリオンやセリウスの予備だと思って生きている彼には、幸せになってもらいたい。
だが、そのためには、ポーレット公爵をなんとかする必要があった。
財務大臣である彼は、今後、宰相となることが決まっている。となれば、ヴェリオンの右腕となる存在なのだが、ヴェリオンに毒を盛ったのは、当時のポーレット公爵であり、彼もまた、宰相の地位についていた。
ポーレット公爵家には気を許したくはないが、強硬派だ穏健派だと揉めているこの状況で、ポーレット公爵に強く言える者がいないのも事実。
ヴェリオンとしては、こういうときこそアーヴィンには側にいてほしい。
優秀な弟はどこまで状況を把握しているのかわからないが、彼が想いを寄せているイレーヌも利用させてもらうつもりだった。