結婚当日に夫が愛人を紹介してきたから、ヤケで愛人募集したら王弟殿下が志願してきた件。
「いやいや、イレーヌはよくやってくれている。それよりも問題はシオドアだな。愛人にどれだけ貢いでいるのか知らないが……よければそちらの支払いを援助しようか?」
「え?」
それは思ってもいない提案であった。むしろシオドアは「金がないなら、父さんからもらってくればいいだろ」と言っていたが。
「まぁ、愚息がしでかしたことだ。親として責任を取る必要があるだろ?」
「そうですけれど……」
いくらシオドアがそれを望んでいたとはいえ、こうもやすやすと援助を受けていいのだろうか。
「なに、遠慮する必要はない。私たちは親子なのだから」
目を細めて笑うポーレット公爵だが、やはりその目の奥には恐ろしい何かが潜んでいるようにも見える。
ここまで言われて断るのもおかしいだろう。
私は公爵の援助に手を伸ばした。
「そういえば……以前、ドレスを贈ってくださったのはお義父様でしたのね? ありがとうございます」
「え?」
それは思ってもいない提案であった。むしろシオドアは「金がないなら、父さんからもらってくればいいだろ」と言っていたが。
「まぁ、愚息がしでかしたことだ。親として責任を取る必要があるだろ?」
「そうですけれど……」
いくらシオドアがそれを望んでいたとはいえ、こうもやすやすと援助を受けていいのだろうか。
「なに、遠慮する必要はない。私たちは親子なのだから」
目を細めて笑うポーレット公爵だが、やはりその目の奥には恐ろしい何かが潜んでいるようにも見える。
ここまで言われて断るのもおかしいだろう。
私は公爵の援助に手を伸ばした。
「そういえば……以前、ドレスを贈ってくださったのはお義父様でしたのね? ありがとうございます」