結婚当日に夫が愛人を紹介してきたから、ヤケで愛人募集したら王弟殿下が志願してきた件。
それでも心のどこかで、夫婦として尊重し合える関係を築けるのではないかと期待していた自分が、愚かに思えた。
「なるほど。でしたら、最初から私と結婚せずに、リンダさんと結婚されればよかったのではありませんか?」
愛する女性がいるのなら、その人と結婚したほうが幸せになるだろう。
「まったく。いったい君は何を言っているんだい? この結婚はポーレット公爵家とロイル侯爵家の結びつきのために必要なもの。ロイル侯爵家はポーレット公爵家の後ろ盾が必要ではないのかな?」
彼が言うように、二人の結婚はポーレット公爵が、私の父、ロイル侯爵を財務大臣に推薦するため突きつけた条件なのだ。同い年の二人を結婚させてはどうだろうか、と。
そんな理由で私とシオドアの婚約が決まったのは学園を卒業した年の二年前。
「そのようですね。その話は、私が関係するものではございませんが」
父の立場を守るため犠牲になった自分の運命を呪いたくなった。
「だけどね。君には僕の妻でいてもらわなければ困るんだよ」
ポーレット公爵以外の後ろ盾が見つかれば、すぐにでも離婚してやるというのに。
「僕は君を抱けないが、やはり後継は必要だろう?」
「なるほど。でしたら、最初から私と結婚せずに、リンダさんと結婚されればよかったのではありませんか?」
愛する女性がいるのなら、その人と結婚したほうが幸せになるだろう。
「まったく。いったい君は何を言っているんだい? この結婚はポーレット公爵家とロイル侯爵家の結びつきのために必要なもの。ロイル侯爵家はポーレット公爵家の後ろ盾が必要ではないのかな?」
彼が言うように、二人の結婚はポーレット公爵が、私の父、ロイル侯爵を財務大臣に推薦するため突きつけた条件なのだ。同い年の二人を結婚させてはどうだろうか、と。
そんな理由で私とシオドアの婚約が決まったのは学園を卒業した年の二年前。
「そのようですね。その話は、私が関係するものではございませんが」
父の立場を守るため犠牲になった自分の運命を呪いたくなった。
「だけどね。君には僕の妻でいてもらわなければ困るんだよ」
ポーレット公爵以外の後ろ盾が見つかれば、すぐにでも離婚してやるというのに。
「僕は君を抱けないが、やはり後継は必要だろう?」