結婚当日に夫が愛人を紹介してきたから、ヤケで愛人募集したら王弟殿下が志願してきた件。
抱けないというのは、先ほどの萎える発言とつながっているに違いない。とはいえ、それに関しては深追いしないほうがいいと判断した。
「だから、リンダさんの子を跡継ぎにしたいと?」
「僕の血を引く子だからね。そしてその子の教育は、君に頼みたい」
「なんだって都合のいい話ですね」
声には怒気が含まれていたのは無意識だ。
なぜ私が夫と愛人の子を教育せねばならないのか。ふつふつと苛立ちが込み上げてくるものの、そこにはわずかな悲しみも混じっていた。
それを悟られぬよう、言葉を続ける。
「リンダさんだって、我が子と引き離されたらかわいそうではありませんか?」
言葉を突きつければ、火照った頬にひんやりとした夜気が心地よく、次第に冷静さを取り戻す。
「それには心配およばないよ。彼女は僕の愛人だから、屋敷の離れに住まわせる」
結婚した日に愛人を紹介しただけでなく、同じ敷地内に住まわせるからそれを認めろとまで言ってきた。
「だから、リンダさんの子を跡継ぎにしたいと?」
「僕の血を引く子だからね。そしてその子の教育は、君に頼みたい」
「なんだって都合のいい話ですね」
声には怒気が含まれていたのは無意識だ。
なぜ私が夫と愛人の子を教育せねばならないのか。ふつふつと苛立ちが込み上げてくるものの、そこにはわずかな悲しみも混じっていた。
それを悟られぬよう、言葉を続ける。
「リンダさんだって、我が子と引き離されたらかわいそうではありませんか?」
言葉を突きつければ、火照った頬にひんやりとした夜気が心地よく、次第に冷静さを取り戻す。
「それには心配およばないよ。彼女は僕の愛人だから、屋敷の離れに住まわせる」
結婚した日に愛人を紹介しただけでなく、同じ敷地内に住まわせるからそれを認めろとまで言ってきた。