結婚当日に夫が愛人を紹介してきたから、ヤケで愛人募集したら王弟殿下が志願してきた件。
何か答えなければと、私も言葉を紡ぎ出す。
「そうですね。私たちのような人間であれば、愛の伴わない結婚も珍しくはないでしょう?」
「つまり、この結婚に愛はないと、君は言い切るわけだ」
「愛は育むものでもあります。結婚後に愛情が育っていくかもしれません」
「なるほど。さすが優等生の回答だな」
嘘がなく、シオドアの機嫌を損ねないようにと考えた、私なりの最善の答えだと思っているのだが、彼はそれ以上何も言わなかった。
愛がないのは互いに同じなのでは?
逆に、私から愛していますと言ったほうが、彼だって困るだろう。気持ち悪いと思うかもしれない。
しかし、彼と言葉を交わしたのがきっかけになったのか、私の口からぽろぽろと言葉が出てきてしまう。
「あなたが私を嫌っているのはわかっております。これから結婚するにあたって、共に生活するのが苦であるというのであれば、お断りいただいてかまいません。こちらからは断れませんので、それだけご承知おきください」
「ふんっ。そうやって君は僕をバカにするのか?」
「そうですね。私たちのような人間であれば、愛の伴わない結婚も珍しくはないでしょう?」
「つまり、この結婚に愛はないと、君は言い切るわけだ」
「愛は育むものでもあります。結婚後に愛情が育っていくかもしれません」
「なるほど。さすが優等生の回答だな」
嘘がなく、シオドアの機嫌を損ねないようにと考えた、私なりの最善の答えだと思っているのだが、彼はそれ以上何も言わなかった。
愛がないのは互いに同じなのでは?
逆に、私から愛していますと言ったほうが、彼だって困るだろう。気持ち悪いと思うかもしれない。
しかし、彼と言葉を交わしたのがきっかけになったのか、私の口からぽろぽろと言葉が出てきてしまう。
「あなたが私を嫌っているのはわかっております。これから結婚するにあたって、共に生活するのが苦であるというのであれば、お断りいただいてかまいません。こちらからは断れませんので、それだけご承知おきください」
「ふんっ。そうやって君は僕をバカにするのか?」