結婚当日に夫が愛人を紹介してきたから、ヤケで愛人募集したら王弟殿下が志願してきた件。
シオドアも緊張しているのか、その表情は真剣そのもので、いつもの人を小バカにした様子とは異なるもの。
逆に、私は安心したのかもしれない。婚約期間を経て、彼も少しはこの結婚を受け入れる気になったのだろうかと、そんな前向きな気持ちが私の心にも生まれてきたのだ。
結婚式は厳かに進行する。
「――誓いますか?」
司教の言葉に、シオドアは「誓います」と答える。
「イレーヌ・ロイル。あなたは――」
私も同じように宣誓した。
それから指輪の交換をして、誓いの口づけにうつる。私のベールをあげるシオドアの手が微かに震えているのにぎくりとして、彼の顔を見上げた。
宝石のように輝く青い瞳が、食い入るように私を見つめており、そのまま口づけをしようとしない彼に、小さく声をかける。
「……シオドア?」
「……っ!……いだ……」
逆に、私は安心したのかもしれない。婚約期間を経て、彼も少しはこの結婚を受け入れる気になったのだろうかと、そんな前向きな気持ちが私の心にも生まれてきたのだ。
結婚式は厳かに進行する。
「――誓いますか?」
司教の言葉に、シオドアは「誓います」と答える。
「イレーヌ・ロイル。あなたは――」
私も同じように宣誓した。
それから指輪の交換をして、誓いの口づけにうつる。私のベールをあげるシオドアの手が微かに震えているのにぎくりとして、彼の顔を見上げた。
宝石のように輝く青い瞳が、食い入るように私を見つめており、そのまま口づけをしようとしない彼に、小さく声をかける。
「……シオドア?」
「……っ!……いだ……」