結婚当日に夫が愛人を紹介してきたから、ヤケで愛人募集したら王弟殿下が志願してきた件。
第三章
1.
アーヴィンの手を取った私は、彼と二人で大広間へと戻ろうとしたものの、誰かに何か言われるのではないかという不安はあった。
結婚したその日に夫ではない男性と二人でいるのだから。
「堂々としていればいい」
アーヴィンの言葉を信じ、胸を張ってパーティー会場へと足を踏み入れる。むわっとした熱気とお酒のにおいが顔にまとわりつき、繋いでいた彼との手をぱっと離す。
「これはこれは、王弟殿下。このたびは我が愚息の結婚披露パーティーにご足労いただき、ありがとうございます」
早速私たちの姿を見つけたのは、ポーレット公爵だった。
「公爵から招待状が届いたからな。来ないわけにはいかないだろう? なによりイレーヌとシオドアは、俺の級友でもあったからね」
なぜアーヴィンがここにいたのか、謎が解けた。招待状を送ったのはポーレット公爵だったのだ。
「ところで、その愚息の姿が見えないが……どこに行ったか知らないか? イレーヌ」
公爵が猫なで声で私に声をかけてきた。
「お酒を飲み過ぎたようで、少し休んでいると言っておりましたわ。お義父様」
結婚したその日に夫ではない男性と二人でいるのだから。
「堂々としていればいい」
アーヴィンの言葉を信じ、胸を張ってパーティー会場へと足を踏み入れる。むわっとした熱気とお酒のにおいが顔にまとわりつき、繋いでいた彼との手をぱっと離す。
「これはこれは、王弟殿下。このたびは我が愚息の結婚披露パーティーにご足労いただき、ありがとうございます」
早速私たちの姿を見つけたのは、ポーレット公爵だった。
「公爵から招待状が届いたからな。来ないわけにはいかないだろう? なによりイレーヌとシオドアは、俺の級友でもあったからね」
なぜアーヴィンがここにいたのか、謎が解けた。招待状を送ったのはポーレット公爵だったのだ。
「ところで、その愚息の姿が見えないが……どこに行ったか知らないか? イレーヌ」
公爵が猫なで声で私に声をかけてきた。
「お酒を飲み過ぎたようで、少し休んでいると言っておりましたわ。お義父様」