結婚当日に夫が愛人を紹介してきたから、ヤケで愛人募集したら王弟殿下が志願してきた件。
そのまま彼と一曲踊りきり、渇いた喉を潤すため少し休憩しようとしたとき、シオドアがリンダを連れて広間に戻ってきたのだ。
「あちらもご登場か……俺たちへの当てつけのつもりか?」
「どうかしら?」
何も考えていないようにも見える。きっとリンダが「踊りたいわ」とか言ったにちがいない。
「アーヴィン。外に出られないかしら?」
先ほどからまとわりつく、私たちを値踏みするようなねっとりとした視線に耐えられなかった。
「そうだな」
彼が腕を出してきたので、私は迷うことなくそれに自分の腕を絡ませる。
途中、義父の姿を見つけたので「外で休んできます」と声をかけた。公爵は、私がアーヴィンと仲がいいことをプラスに考えているようだ。つまり、王弟殿下をポーレット公爵の派閥に率いれる。
この国の政界は大きく三つの派閥に分かれている。ただ、そのうちの一つである過激派は表に出てこないため、実質、穏健派と強硬派の二派によって互いにけん制し合いながら支えているように見えるのだ。
「あちらもご登場か……俺たちへの当てつけのつもりか?」
「どうかしら?」
何も考えていないようにも見える。きっとリンダが「踊りたいわ」とか言ったにちがいない。
「アーヴィン。外に出られないかしら?」
先ほどからまとわりつく、私たちを値踏みするようなねっとりとした視線に耐えられなかった。
「そうだな」
彼が腕を出してきたので、私は迷うことなくそれに自分の腕を絡ませる。
途中、義父の姿を見つけたので「外で休んできます」と声をかけた。公爵は、私がアーヴィンと仲がいいことをプラスに考えているようだ。つまり、王弟殿下をポーレット公爵の派閥に率いれる。
この国の政界は大きく三つの派閥に分かれている。ただ、そのうちの一つである過激派は表に出てこないため、実質、穏健派と強硬派の二派によって互いにけん制し合いながら支えているように見えるのだ。