頻発性哀愁症候群
「菅谷くん」

「ん?」

「症状が軽い時は気を逸《そ》らせるの。自分で対処できるの。でも、酷い時は何をしてもダメで、誰かに手を繋いで『大丈夫』って言って欲しくなるの」

呟き出した弱音は止まらない。

涙が頬を伝っていくのが分かる。シーツにまで流れた涙が小さな水の染みを作っていく。

「『寂しい』って感情を一人で処理すら出来ない自分が嫌い。泣きそうになる」

すでに泣きながら、そう文字を打つ。

暫くして、菅谷くんからメッセージが返ってくる。

「川崎さん、俺、川崎さんの優しい所が好き。人に関わらないようにしてるのに、たまにクラスメイトに話しかけられても無視は絶対しないのも知ってる」

菅谷くんから送られてくるメッセージの意味が分からない。
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