これが恋じゃないとしても
「実は⋯⋯倉本さんにコクって、OKもらったんだ!」


は⋯⋯?

倉本さんって誰だ?

「俺にしては、よくやったっしょ?」

「誰⋯⋯?」

「え?同じクラスの倉本さんだよ」

そういわれても、やはり判らない。

「ほら、あそこにいる、メガネかけた華奢で小柄な子⋯⋯」

言われたほうを見ると⋯⋯知っている顔だった。

その子が、いつか俺が泣かせた女子であることに驚く。

俺に、今西と付き合っているのかと聞いてきた女子。

「へぇ⋯⋯オマエに好きな子がいるとは知らなかったよ⋯⋯」

「前に、ショウちゃん、倉本さんのこと泣かせたじゃん?だから俺、倉本さんに説明したんだ。ショウちゃんって口は悪いけど、言ってることは真面目そのもので、本当は凄くいい子だし、君に対して悪意も全く持ってないよ、って。その頃から、ちょくちょく話すようになって、学校に行かない時期に入ってからも頻繁に連絡も取るうちに、なんだか彼女のことが気になってきたんだ。それでさっき、思い切って告白したらOKだったってわけ!」
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