泡のような世界で君と恋をする
私は、ゆっくりと周囲を見回した。

透き通る海。
仲間たちの姿。

「……帰って……きた……」

ミルルが、深く息を吐く。

「犠牲者、ゼロ」
「全員、無事帰還だ」

セリオも静かにうなずいた。

「共鳴がなければ、位置の特定は不可能だった」

私は、ルシアを見上げる。

「……共鳴って……なに……?」

ルシアは一瞬目を開き、静かに答えた。
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