泡のような世界で君と恋をする
「犠牲は出ていない」
僕は、静かに言った。
「誰一人、失っていない」
「問題は結果ではない」
長老のひとりが続ける。
「前例を作ったことだ」
「共鳴は、王家の根。
それを個に向けた以上、制御されねばならぬ」
沈黙。
僕は、ほんの一瞬だけ目を伏せた。
澪の気配を――
無意識に、探してしまった自分に気づいて。
僕は、静かに言った。
「誰一人、失っていない」
「問題は結果ではない」
長老のひとりが続ける。
「前例を作ったことだ」
「共鳴は、王家の根。
それを個に向けた以上、制御されねばならぬ」
沈黙。
僕は、ほんの一瞬だけ目を伏せた。
澪の気配を――
無意識に、探してしまった自分に気づいて。